洋裁用語辞典

ギャザーとは?縫い方と均一に寄せるコツ|パターン用語辞典

ギャザーとは?縫い方と均一に寄せるコツ|洋裁用語辞典

ギャザー

ぎゃざー / gather

布をたっぷり寄せて、細かいヒダ(しわ)を作るデザイン技法。 ボトムスのウエストや袖口、袖山などに使うと、ふんわりとボリュームのあるシルエットになります。

もう少し詳しく

ミシンの粗い縫い目(送り目4mm前後)で2本ステッチを並べて縫い、上糸を引いて布を寄せて作るのが基本です。出来上がり寸法に対して1.5〜2倍以上の長さの布を使うことが多く、この比率は「ギャザー比率」と呼ばれます。

ギャザー比率はデザインや目指すシルエットによって変わるもので、決まった正解はありません。たっぷりボリュームを出したいなら2倍以上、控えめにふんわりさせたいなら1.3〜1.5倍あたりが目安です。生地が厚い・固いほど寄せにくく、薄い・柔らかいほどきれいに寄る、という性質も覚えておくと便利。

寄せる前の布(長い) 粗ミシン2本 ↓ 上糸を引いて寄せる 寄せた後(出来上がり寸法) 例:出来上がり 1 に対して 1.5〜2倍 の布を使う

図:ギャザー比率の概念(寄せる前の布の長さと出来上がり寸法の関係)

プロの現場ではこう扱う

初心者がギャザーで一番つまずきやすいのは、寄せたヒダが片側に偏ってしまったり、密度がバラバラになったりすること。これを防ぐ、いちばん手堅い方法があります。

KOTOBUKIsewingの一言

ギャザーが不均一になってしまうのが、よくある失敗。
合印(ノッチ)を細かめに入れれば均一にしやすくなります。

長い辺と短い辺を「両端だけ」で合わせて寄せると、どこかに偏りが出やすい。出来上がり線を等分する位置にあらかじめ合印をいくつか入れ、その合印同士をぴったり合わせながら、区間ごとに少しずつ寄せていくと、片寄りやムラがぐっと減ります。

ギャザーが寄りにくい厚地・固い生地のときほど、この「合印を細かく」がよく効きます。逆に薄手で寄りやすい生地でも、長い距離をいっぺんに寄せるとどうしても流れができるので、合印で区切るのは万能のコツです。

ギャザーが使われている作品例

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