今回は、丸い形がかわいいサークヨークワンピースの作り方を紹介します。
着用すると「てるてる坊主」みたいで非常に可愛いです。
後ろ襟ぐりには、ゴムを入れているので着脱がしやすいです。
わからない箇所がありましたら、作り方の動画も作成しておりますので、合わせてご覧下さい。
サイズ
今回は90サイズで作成します。
サイズ | 総丈 | 身幅 |
80 | 46cm | 29.5cm |
90 | 50cm | 31cm |
100 | 55cm | 33.5cm |
110 | 60cm | 36cm |
多少の誤差はご了承ください。
材料
完成サイズ | 生地(幅110cmの場合) | 4コールゴム |
80 | 90cm | 17cm |
90 | 90cm | 17.5cm |
100 | 100cm | 18.5cm |
110 | 140cm | 19.5cm |
必要な道具
- ミシン
- ロックミシン(ジグザグミシンでも可)
- 裁断バサミ
- アイロン
- マチ針
パターン(型紙)
▼【80サイズ】サークルヨークワンピース▼
https://kotobukisewing.stores.jp/items/60ebf3b40850a03499726a59
▼【90サイズ】サークルヨークワンピース▼
https://kotobukisewing.stores.jp/items/60ec425ea1ea7c18747627dc
▼【100サイズ】サークルヨークワンピース▼
https://kotobukisewing.stores.jp/items/60ec4272f568512160ee95c9
▼【110サイズ】サークルヨークワンピース▼
https://kotobukisewing.stores.jp/items/60ec4289561e177f8a8ba111
ダウンロードしたパターンは100%でA4サイズで用紙サイズに合わせて印刷してください。
※特に記載がない縫い代は全て1㎝です。
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パターン準備
パターン(型紙)は外側の線でカットして、同じアルファベット同士で繋ぎ合わせて、のりで貼ります。
- 前身頃
- 後身頃
- 前ヨーク
- 後ヨーク
- 前フリル
- 後フリル
同様の方法で全部で6枚のパターンを作ります。
パターンはありませんが、バイアス布(テープ)が必要です。
3cm✖️30cmを3枚
※裁断の項目で詳細を解説します。
難しい場合は、作り方動画の00:42をご覧ください
裁断
前後のフリルが下記の写真のように並べて配置できるよう、大まかに生地を裁断して下さい。
下記の写真のようにパターン(型紙)を配置します。
※「わ」になるように生地を中表にしています。
【中表とは?】
生地の表面同士を合わせる事
下記の写真の黒い○の部分でバイアス布(テープ)を裁断して下さい。
3cm✖️30cmを3枚です。
下記の写真のように裁断します。
難しい場合は、作り方動画の01:19をご覧ください
作り方
パターンの準備と裁断が完了したら、早速サークルヨークワンピースを作っていきます。
今回のパターンは前身頃と後ろ身頃の違いが分かりずらいので、差がわかるように印をつけておきましょう。
私は、下記の写真のように糸をつけて見分けをつけています。
裾を三つ折りにする
前身頃と後ろ身頃の裾を1cm、1.5cmの三つ折りにしていきます。
難しい場合は、作り方動画の02:12をご覧ください
脇線を縫う
後ろ身頃と前身頃の脇線(左右両方とも)を中表にしてピン止めし上端から1cmの部分を縫っていきます。
その際に、アイロンで折った裾部分は開いた状態にして下さい。
ミシンで縫い終えたら縫い代にロックミシンかジグザグミシンをかけて下さい。
【中表とは?】
生地の表面を合わせる事。
縫い代にロックミシンをかけたら、縫い代は後ろ身頃側にアイロンを使って倒して下さい。
難しい場合は、作り方動画の03:02をご覧ください
裾にステッチをかける
一度三つ折りにしているので、その線を目印にして再度三つ折りにして一周ぐるっとピンで止めます。
ピンで止めたら、裾から1.2cmの部分に一周ぐるっとステッチをかけます。
裾にステッチをかけたら、一度アイロンで整えていきます。
難しい場合は、作り方動画の03:37をご覧ください
アームホールにバイアル布(テープ)をつける
まずバイアス布(テープ)を下から1cm、上から1cmで折ります。
バイアス布(テープ)を最初に折った側をアームホールにつけてピン止めしていきます。
※下記の写真のように生地が飛び出て余ってしまっても問題ありません。(後でカットします)
ピン止めができたら、バイアス布の折り目の1mm内側をミシンで縫ってバイアス布とアームホールを止めていきます。
バイアス布が縫えたら、飛び出た余分な布はカットしておいて下さい。
次にアームホールに切れ込みを入れていきます。
切れ込みを入れたら、アイロンを使ってバイアス布を上に倒します。
ひっくり返して、縫い代を身頃側に倒す。
※この時に、1mmぐらい身頃側の生地が見えている綺麗に仕上がります。
次にバイアス布で縫い代を包んでいきます。
バイアス布を折ったら、ピンで止めて、バイアス布の際にステッチをかけます。
ステッチをかけたら、アイロンでアームホールを整えて、余分な生地をカットする。
反対側のアームホームにも同様の工程でバイアス布をつける
難しい場合は、作り方動画の04:08をご覧ください
身頃にギャザー寄せミシンをかける
身頃にギャザーを入れるので粗ミシンをかけていきます。
ギャザーを寄せる位置はパターンにも記載がありますが、下記の赤い○の位置です。
上端から5mm、8mmの部分いギャザー寄せのミシンをかけます。
【ギャザー寄せの粗ミシン】
縫い始めと縫い終わりは糸を長く出して下さい。(後でギャザーを手で寄せる時に楽になります)
針目(ミシンの間隔)を広げて下さい。
下記のようにギャザー寄せ粗ミシンをかけます。
反対側の身頃にも同様にギャザー寄せの粗ミシンをかけて下さい。
難しい場合は、作り方動画の06:42をご覧ください
フリルの準備
フリルの下側にロックミシンかジグザグミシンをかけて、1cmの位置でアイロンを使って折っていきます。(2枚とも)
※ステッチをは後でかけます。今は折り目だけで大丈夫です。
次にフリルの上端にギャザー寄せの粗ミシンをかけます。
1本目は 上端から5mm、2本目は8mmの位置にかけます。
難しい場合は、作り方動画の07:45をご覧ください
ヨークを作る
それではヨークを作っていきます。
前ヨークと後ヨークで作り方が若干違います。(後ヨークには着脱がしやすい為にゴムが入る為)
前ヨークを作る
前ヨークをアームホールの時と同様にバイアス布で始末します。
前ヨークの始末をしていない方に先ほど準備をしたフリルをつけていきます。
フリルは2枚ありますが、どちらでも構いません。
フリルの中心とヨークの中心と両端を中表で3箇所ピン止めします。
ピン止めしたら、粗ミシンの糸を2本とも引っ張ってギャザーを寄せていきます。
フリルがヨークと同じ寸法になったら、ギャザーが均等に入るように整えます。
前ヨークよりフリルの方が寸法が長いので、フリルにギャザーを寄せて前ヨークの寸法に合わせます。
整えたら、下記の写真のようにピンで止めてアイロンでギャザーを押さえます。
アイロンでギャザーを押さえたら、下記の写真のように縫い代が7〜8mmの位置にミシンをかけます。
後ヨークを作る
後ヨークの上端にロックミシンかジグザグミシンをかけます。
ヨークの上端にロックミシンをかけたら1.5cmの位置でアイロンを使って折ります。
後ヨークの上端を折ったら、縫い代1cmのステッチをかける
後ヨークの上端にステッチをかけたら、下端部分に前ヨーク同様にフリルをつける。(ミシンで止めるまで)
後ヨークの上端(襟ぐりになる部分)に4ホールゴムを入れていきます。
ゴム通しを使うと簡単です。
(今回は90サイズで作成するので17.5cm使います)
ゴムが抜けないように両端はピンで止めて、ゴムを押えるために両端にステッチをかけて下さい。
ステッチをかけたら、後ヨークの完成です。
ヨークと身頃を止める
ヨークには中心線、ギャザー止まり、身頃位置の3つのノッチがあります。
そのノッチに身頃を合わせていきます。
フリルの面を表にして、前身頃の裏面が表になるように止めます。
ピンで止めたら、身頃のギャザーをヨークの寸法に合わせて引っ張る。
ギャザーを均等に入れたら、細かくピンで止める。
下記の写真のようになります。
中心のギャザー部分はアイロンで押さえて下さい。
アイロンで中心のギャザーを押さえたら、縫い代1cmで縫ってから縫い代にロックミシンかジグザグミシンをかけて下さい。
後ヨークと後ろ身頃も前同様の方法で止めていきます。
縫い代はアイロンでヨーク側に倒して下さい。
肩線を縫う
身頃を裏に返して、前後の肩線を合わせてピンで止めます。
ピン止めしたら縫い代1cmでミシンをかけて、縫い代にはロックミシンかジグザグミシンをかけて下さい。
縫い代は後ろ側にアイロンで倒してください。
肩線の縫い代が襟ぐりでゴロゴロするので、ステッチで押さえていきます。(左右両方とも)
フリルの端の始末
フリルの端を1cmの二つ折りにして7mmの位置にぐるっと一周ステッチをかけます。
ステッチをかけたら、アイロンで全体的に整えて、完成です。
お疲れ様でした。
まとめ
kotobukisewing(コトブキソーイング)は、職歴10年以上の現役パターンナーが子供服の作り方や型紙を提供しています。
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