今回は、100均のバンダナ3枚で作れる子供服カフタンワンピースの作り方を紹介します。
私は、100均のセリアで買ってきた3枚のバンダナを使って実際に作りました。
バンダナはお店やブランドによって若干大きさが違いますが、だいたい50cm前後なのでどれを選んでも、今回ご紹介する方法で作ることができます。
サイズが大きいバンダナだと、出来上がった時の着丈や袖丈がその分長くなります。
カフタンワンピースとは?
元々トルコの民族衣装で、ゆったりとした丈の長い服の事をいいます。
最近は、有名セレクトショップでも取り扱うようになった今、旬なファッションアイテムです。
直線裁ちのデザインが多いので、パターン不要で簡単に作れる点も良いですよね。
わからない箇所がありましたら、作り方の動画も作成しておりますので、合わせてご覧下さい。
サイズ
50㎝×50㎝のバンダナで作った場合:総丈49㎝/身巾50㎝
※使ったバンダナのサイズが、そのまま完成サイズになります。
こちらのサイズだと100センチぐらいのサイズのお子様がワンピースとして着る事ができます。
110センチ以上の場合はトップスとして着られます。
110センチ以上のお子さんの場合、頭が入らない可能性があるので、大きめサイズの寸法をご用意しています。
裁断の項目で解説いたします。
材料
バンダナ3枚のみで作成します。
今回は、セリア(100均)で購入した可愛い花柄のバンダナと猫のマークのワンポイントが入ったバンダナを使います。
花柄のバンダナは身頃に、白いバンダナは衿(えり)に使っていきます。
タグを取ったら、バンダナにアイロンをかけて折り目を無くしておいて下さい。
必要な道具
- ミシン
- ロックミシン(ジグザグミシンでも可)
- 裁断バサミ
- アイロン
- マチ針
- チャコペンorフリクションペン
裁断
今回はパターン(型紙)がないので、生地に直接線を引いていきます。
チャコペンやフリクションペン等のアイロンで線が消えるペンを使って下さい。
まず100センチまでのお子さんの裁断方法を解説します。
その後、110センチ以上のお子さん用の裁断図を解説します。
身頃
まず、身頃になる生地を半分に折って、「わ」から上に7cmの所に線を引きます。
そして、生地の端から14cmの所にも線を引いて下さい。
下記の写真のように7cm✖️14cmの長方形を書いて下さい。
線が引けたら、生地が動かないようにピンで止めます。
ピンで止めたら、書いた線に沿って裁断します。
裁断した7cm✖️14cmの長方形部分は使わないので、処分して構いません。
裁断が完了したら、下記の画像のように「わ」になっている部分に2〜3mmの切れ込みを入れて下さい。
もう一枚の身頃になる部分も同じように裁断して下さい。
衿(えり)
衿(えり)になる部分の生地を半分に折ってハサミでカットします。
正確に真っ直ぐ切らなくても大丈夫です。
カットした生地をさらに半分に折ります。(アイロンできれいに折り目をつけて下さい)
折り目の「わ」の部分から上に6cmの位置に線を引いて下さい。
そして、下記の写真のように、30cm✖️6cmの長方形を作り、中心の15cmの部分に印をつけて下さい。
※15cmにつけた印は、身頃とつけ合わす際に必要です。
この長方形を裁断するので、どこから30cm✖️6cmの長方形はどこで取っても大丈夫です。
長方形の下底が「わ」にする事を忘れずに
長方形を書けたら、線にそって裁断していきます。
長方形の中心部分(15cmの位置)につけた印には2〜3mm切れ込みを入れておきます。
衿(えり)になる長方形の布を2セット作って下さい。
長方形部分以外の生地は使わないので処分して構いません。
大きいサイズの裁断図(110センチ以上)
110センチ以上の場合は、下記の裁断図通りに裁断して下さい。
長方形のサイズを少し大きくしただけで、裁断の方法は変わりません。
作り方
身頃にギャザー寄せの粗ミシンをかける
生地の裁断ができたら、身頃にギャザー寄せの粗ミシンをかけます。
ミシンをかける前にわかりやすいように生地に印を入れておきます。
生地の表側に下記の写真のように線を引いて下さい。
生地の裏側には、上記の写真の1cm部分だけ線を引いて下さい。
それでは、ギャザー寄せの粗ミシンをかけていきます。
下記の写真の位置に2本ミシンをかけて下さい。
粗ミシンをかける際は、縫い始めと縫い終わりの糸を長めに出して下さい。
糸が短いと後でギャザーを寄せる際に苦労します。
また、ミシンのピッチ(間隔)を広げておいて下さい。
これで身頃のギャザー寄せ粗ミシンかけは完了です。
難しい場合は、作り方動画の04:29をご覧ください
衿(えり)を作る
2枚裁断した衿(えり)を開いて、中表にしてピン止めして下さい。
【中表とは?】
生地の表側を合わせる事。
そして、折山の上の部分を1cm縫います。(両端とも)
両端を縫って開くと下記の写真のようになります。
折山の上をミシンで縫ったら、衿(えり)に印を入れていきます。
下記の写真のように上底から1cm、下底から1cmの位置に線を引きます。
※印なので、線の長さは適当で大丈夫です。
写真が見えにくくてすみません。
これで衿(えり)は一旦完了です。
難しい場合は、作り方動画の06:01をご覧ください
身頃に衿(えり)をつける①
まず、身頃を表側において、2〜3mm入れた切れ込みと衿(えり)の1cm塗った部分をピンで止めます。
衿の両端を身頃に引いた2cm部分に合わせてピン止めする。
ピン止めができたら、裏返しにしてギャザーを寄せていきます。
身頃の方が生地が余っていると思うので、ギャザーを寄せる事で衿の長さと合わせます。
ギャザー寄せは、2本の粗ミシンの糸を引っ張っていきます。
ギャザーが均等になるように調整して下さい。
均等になったら、ピン止めしてアイロンをかけます。
この時に、ミシンの糸を長くしていると引っ張りやすくてギャザーを寄せやすいんです。
ギャザーをアイロンで押さえたら、下記の写真の位置をミシンで縫い、身頃と衿(えり)をつけます。
縫い代は1cmです。
身頃と衿(えり)をつけたら、縫い合わせていない方の衿をもう一つの身頃につけていきます。
この際に身頃同士が中表になるようにつけ合わせて下さい。
下記の写真のように衿がついたら一旦完了です。
難しい場合は、作り方動画の06:51をご覧ください
肩線を縫う
それでは肩線を縫っていきます。
肩の部分を中表にしてピン止めし、縫い代1cmの位置をミシンで縫います。
肩線を縫ったら、縫い代はアイロンで割って下さい。
肩線の縫い代を割ったら、パカパカする縫い代を抑える為に、表側のステッチ部分に重ねてミシンをかけて縫い代を押さえます。
袖側の部分の縫い代だけ押さえます。(左右両方とも)
下記の写真は肩線が少しズレってしまってますwww
これで肩線の縫うのは完了です。
難しい場合は、作り方動画の08:40をご覧ください
身頃に衿(えり)をつける②
衿を縫う前に、下記のように切れ込みを入れていきます。
この部分は少し難しいので、切り込み図を作成していますので合わせてご覧ください。
身頃の端から1cmの部分に引いた線より1mmか1.5mm手前まで切れ込みを入れて下さい。
- 切り込みの入れ過ぎ:出来上がり時に穴が開く
- 切り込み入れ無さ過ぎ:出来上がり時にタックみたいになり綺麗じゃない
切れ込みを入れたら、下記の写真のように衿と身頃を合わせていきます。
衿側の中心(15cmの位置の切り込み)と肩線の縫い目を合わせてピン止めします。
中心が合えば、身頃と衿の長さは同じなので、しわにならないように中心から端をピン止めして下さい。
ピン止めができたら、縫い代1cmの位置で縫います。(左右共に)
左右共に衿と身頃を縫い合わせたら、縫い代部分に一周ぐるっとロックミシンかジグザグミシンをかけます。
縫い代は身頃側にアイロンを使って倒します。
これで、身頃に衿(えり)をつける②は完了です。
難しい場合は、作り方動画の09:29をご覧ください
脇線を縫う
最後に脇線を縫っていきます。
生地を外表にして、ピンで止めます。
【外表とは?】
生地の表側を外にする。生地の裏側通しを合わせる
ピンで止めたら、肩線側から16cm位置に印を入れます。
110cm以上の場合は、1cmずつプラスして下さい。
印をつけたら、裾から印までを縫っていきます。
その際、すでにあるステッチの上からミシンをかけて下さい。(左右両方とも)
脇線が縫えたら、アイロンで整えて完成です。
お疲れ様でした。
難しい場合は、作り方動画の11:11をご覧ください
まとめ
kotobukisewing(コトブキソーイング)は、職歴10年以上の現役パターンナーが子供服の作り方や型紙を提供しています。
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